フィル現の簡易版と具体例


モノクロ現像

モノクロ現像

  1. 「各250ml × 現像本数分」の現像・停止・定着をビーカーに出す
  2. 現像液はD-76を原液(stock)(acrosの場合はミクロファイン )
  3. 停止液は「酢酸キャップ1杯」で「水1L」
  4. 定着液は原液
  5. 全て20℃にする(温度が低いのは絶対ダメ)
  1. 現像の時間をこのサイトで決める
  2. 「select a film」は現像するフィルム
  3. 「all developers」はD-76を選択してsearch
  4. 「stock」の欄を見て、そのフィルムに合った「ASA/ISO」を探す(増減感してなければフィルムに書いてあるisoそのまま)(場合によっては希釈Dilution現像)
  5. 定着液使用状況表を見て、「8本ごとに15%」時間を伸ばす。
  6. 時間を決定
  1. 現像液を入れる。タイマーをスタートする。
  2. 初めの1分間は攪拌(攪拌:タンクを振ること)
  3. 「50秒放置して10秒攪拌」の規定の時間まで続ける。
  4. 現像液をビーカーに戻す
  5. 停止液を入れる
  6. 40秒間攪拌
  7. 停止液を捨てる
  8. 定着液を入れる
  9. 初めの1分間は攪拌し、そのあとは「50秒放置10秒攪拌」を5分間
  10. 停止液をビーカーに戻す
  11. 仮水洗(1分間流水で流す)
  12. フィルムドライヤーの電源をつけて暖めておく
  13. QWを入れる
  14. 1分間放置
  15. QWをタンクに戻す
  16. 本水洗(流水で20分間)
  17. フィルムの地(数字やフィルムの種類が書かれている部分)が透明ならOK!(地がピンク色だった場合は定着不足なので、もう一度定着液からやり直す(再定着)。もしくは30℃ぐらいの温水で攪拌し余計な銀を流す)
  18. ドライウェルを入れる
  19. 1分間放置
  20. ドライウェルをタンクに戻す
  21. フィルムを干す
  1. 10分くらい放置
  2. 干したままネガシート(フィルムを入れるやつ)からフィルムを切って入れる
  3. 6枚ずつ切って入れるのがおすすめ
  4. 定着液使用状況表に「日付・名前・本数」記入しておしまい。
  5. 最後に使ったビーカーなどを洗う。
  6. 現像液を入れていたビーカーはスポンジで洗うこと
  7. おしまい!!

モノクロ現像例

(条件)Ilford HP5+を3本現像する

    HP5+はiso400として撮影

    定着液状況表ではD-76が17本現像済み

    気温は14度

  1. 750ml の 現像・停止・定着 をビーカーに出す
  2. 現像液はD-76を原液で出す
  3. 停止液は「酢酸キャップ3/4杯」で「水750」
  4. 定着液は原液で出す
  5. 今日は寒いので、全て20℃にする(温度が低いのは絶対ダメ)
  1. 現像の時間をこのサイトで決める
  2. 「select a film」は「Ilford HP5+」
  3. 「all developers」はD-76を選択してsearch
  4. 「stock」の欄を見て、そのフィルムに合った「ASA/ISO(400)」をみると、「7.5分」
  5. 定着液使用状況表を見て、17本既に現像されてるので30%時間を伸ばす。
  6. 7.5*130%=9.75分=「9分45秒」に決定
  1. 現像液を入れる。タイマーをスタートする。
  2. 初めの1分間は攪拌(攪拌:タンクを振ること)
  3. 「50秒放置して10秒攪拌」の9分45秒まで続ける。
  4. 現像液をビーカーに戻す
  5. 停止液を入れる
  6. 40秒間攪拌
  7. 停止液を捨てる
  8. 定着液を入れる
  9. 初めの1分間は攪拌し、そのあとは「50秒放置10秒攪拌」を5分間
  10. 停止液をビーカーに戻す
  11. 仮水洗(1分間流水で流す)
  12. フィルムドライヤーの電源をつけて暖めておく
  13. QWを入れる
  14. 1分間放置
  15. QWをタンクに戻す
  16. 本水洗(流水で20分間)
  17. フィルムの地(数字やフィルムの種類が書かれている部分)が透明ならOK!(地がピンク色だった場合は定着不足なので、もう一度定着液からやり直す(再定着)。もしくは30℃ぐらいの温水で攪拌し余計な銀を流す)
  18. ドライウェルを入れる
  19. 1分間放置
  20. ドライウェルをタンクに戻す
  21. フィルムを干す

以下は同左。




カラー現像液(38度で4分10秒)

現像本数 

film1本  

film2本

film3本

film4本

 

パターソンの場合

film1本  

film2本

現像a液

25ml

50ml

75ml

100ml

 

パターソンの場合

30ml

60ml

現像b液

25ml

50ml

75ml

100ml

 

パターソンの場合

30ml

60ml

水の量

200ml

400ml

600ml

800ml

 

パターソンの場合

240ml

480ml

合計の現像液の量

250ml

500ml

750ml

1000ml

 

パターソンの場合

300ml

600ml



カラー定着液(38度で7分)

現像本数 

film1本  

film2本

film3本

film4本

 

パターソンの場合

film1本  

film2本

定着a液

35ml

70ml

105ml

140ml

 

パターソンの場合

42ml

84ml

定着b液

50ml

100ml

150ml

200ml

 

パターソンの場合

60ml

120ml

水の量

165ml

330ml

495ml

660ml

 

パターソンの場合

240ml

480ml

合計の現像液の量

250ml

500ml

750ml

1000ml

 

パターソンの場合

300ml

600ml



※現像手順はフィルムの現像方法を参照のこと

 

 ただ、温度が下がらないように注意すること!!